会津の納豆屋さん

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Aizu Wakamatsu City Fukushima Pref, Japan会津の納豆屋さん


■大豆の概況報告2003年12月〜2004年12月まで
 
2003年12月
  2003年に収穫された大豆、つまりは、2004年に納豆や大豆加工商品として販売される本年度の大豆の概況は、お米同様、低温、日照不足、降雨などの天候不順に加え、国内の納豆用大豆として作付けされている地域の生産量も年々低下しており、輸入大豆におきましても、 ばらつきはあるものの、20%〜50%の収穫減となっております。中国の納豆用大豆に至っては、韓国のもやし用としての引き合いが旺盛で、契約栽培の受け渡しでさえ、ままならない状態となっているのが現状です。 中国産の大豆で5割高、北米産の大豆で4割高になる大相場となりそうです。

2004年1月
  北海道産の大豆に関しましては、あまりにも高く、当社のような零細企業のメーカーとしては、かなりきつく厳しい価格であります。そんな中、幸いにも、会津産大豆の2003年度収穫は、「量」「質」ともに良い出来でしたので、ほっとしております。販売規格から販売価格まで、全てを見直す必要があり、値上げを余儀なくされそうではありますが、決まり次第、私はじめ担当社員が説明に伺いますので、宜しくどうぞお願い申し上げます。

2004年2月
  値上げの件に関しまして、お取引企業の皆様には、快諾(?)いただきましたこと、誠にありがとうございました。今年分の納豆加工用会津産大豆は、当社で全てを購入させていただきましたので、値段が上がることもないと思います。おいしい納豆のご提供はもちろんのこと、更なるサービスの向上に勤めてまいります。

2004年3月
   6日付の日本経済新聞 マーケット潮流・底流「のしかかる大豆高」と題して記事が載っておりました。「大豆の高騰に加え、海上運賃の急騰が原料コストを上げているため、味噌、豆腐の中小企業の淘汰が進む可能性が高い」という内容でした。当社の先代に聞きましたところ、新聞にも記されておりましたが、1973年前後は、大豆の高騰が尋常ではなかったようです。大手企業にとっても中小企業にしても大豆が高騰し、去年よりも高く仕入れているのは同じです。特に大手企業は、全国的にとんでもない安い値段で売っていますし、4月からの総額表示を考えますと、珍妙、奇妙な現象になるのではと思います。各社、今年の見通しと予定は立っていると思いますので、何とかなるにしても、心配なのは今年の大豆の出来と収穫量で決まる相場です。

2004年5月
  国産大豆の市場価格がここ1〜2ヶ月で2倍以上になっています。東北の某大手メーカーはでは、6月にも値上げを踏み切る方針を報じています。値上げをすれば消費者が引き、維持となれば生産数量が減少するため、大手メーカーは国産大豆離れがあるものと思われます。

  中国産大豆の状況は、大豆供給危機の可能性有りとの話題がありましたが、今のところ落ち着いた状況のようです。北米産大豆は、米国農務省が発表した、世界の大豆生産高予想によると、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ産の大豆が、前回よりも減産。一方、アメリカ産は作付け面積を増やし、遺伝子組換え大豆の作付けは5%増加、全面積の80%以上。

2004年6月
  国産大豆は、2月を除き高値一辺倒できましたが、落ち着きを取り戻しそうです。とはいえ、去年よりも5倍以上の値段では、メーカーにとって利益圧迫は必死で、国産大豆離れはジワリジワリと進んでいるようです。そんな中、契約栽培の申し込みが増加しているようで、価格の安定に繋がる期待は持てるものと思われます。

2004年7月
  アメリカ大豆協会によると、2004年産大豆は、生産量が過去最大になる見通しと米国農務省局(USDA)から発表されました。2003年と比べて3割を超える増収です。一方、南米産も収穫面積を増大。世界の大豆生産量は記録的な上昇と見込んでいるようです。 世界の大豆消費量も堅調なようですし、2004年度産は2003年度産のように、3〜4割高なんてことにはならと思うのですが。シカゴ相場次第ということも言えますが、まだこのあたりよくわかりません。

2004年8月8日
  アメリカ産大豆に関しましては、「記録上最高」「史上最高」という言葉がいただく資料やリポートには多いです。高騰続きだった国産大豆は、4ヵ月ぶりに沈静化。少しだけ、先ずは一安心。と思っていたら、先日の新聞では、アメリカ産大豆は゛急騰"。当社の大豆卸会社の社長さんはじめ、担当していただいている方も良い人で、社長さんは、自ら畑を耕し大豆を育てていて、大豆への思い入れがある人です。このページもそういう方々の協力があって成り立っているのですが、資料をいただき説明していただき何の疑問も抱かず(正しく言えば、わからないので疑問も持てません)仕入れておりました(仕入れ担当は私ではありませんが)。ページを設けた以上、時間差はあっても、正しい情報の提供という意味で、責任があるので自分でもそれなりに調べてみたりするのですが、色々なことが絡んでいて複雑なんですね。食糧を輸入に頼り、自給自足ができない国って、いざという時困るんじゃないかしら。

  話しは変わって、先月、ASA食品大豆セミナーにて、イリノイ作物協会のCEO デニストンプソン博士と、アーカンソー州立大学教授のベンジンチェン博士の講演がありました。デニストンプソン博士は、標準化とIPロゴで品質管理について。ベンジンチェン博士は、日本の大豆食品業界向け高品質のIP大豆の開発について、資料や現物を公開し、明らかにしてくれました。個人的に、バイオテクノロジーのすばらしさを認める一人ではありますが(最近、サントリーが出した青いバラは夢があって良いと思います)、食品は怖いです。種子認定の国際機関AOSCAに興味のある方は、http://www.aosca.orgへどうぞ。とはいっても、業界の方でないと興味はないと思いますが、そうでない方でも、Webデザインや技術的に素敵なサイトなので,それなりに楽しめると思います。

2004年8月15日
   国産大豆の15年産入札は7月で終了しました。日本特産農産物協会が発表した7月の入札結果では、ここ数ヶ月の中では最安値となり、9ヶ月間行なわれた入札の中で、月平均価格は2番目に安い価格に寄り付いたようです(ちなみに最安値は2003年の11月)。しかし、先日の、北陸、四国地方の大雨が、どれだけの影響を残したのかが、気になるところです。
2004年8月28日
   このページに関する意見を4通(3名)いただきました。しかし、掲載するにあたり、ご本人様の承諾が得られませんでしたので、誠に勝手ではございますが、ご覧になっている方には、返事から意見内容を想像していただき、意見をいただいた方へは、返答とさせていただきたいと思います。敢えて掲載させるのは、同じような疑問を抱き、意見をお持ちの方がいらっしゃるのではないかと思ったからです。メールでも返事をさせて頂きましたのでご確認下さいませ。

8月24日にいただいた方への返事。(返事が遅くなってしまってすみませんでした。24日〜26日までお休みをいただいておりましたm(__)m)
たとえば今、原油が高いようですが、原油が高いと石油・ガソリンが上がります。輸入大豆を運ぶ船賃が上がります。企業では配送経費が上がり、容器が上がれば、原材料費が上がります。仮に、大豆が安くなっても、原油が高くなると、値上げになる可能性は高いのです。これは納豆屋さんに限ったことではないと思いますよ。

8月27日(午前)にいただいた方への返事。 
1ヶ月ぐらい遅いと思ってお読みになってください。数字は、弊社と取引のある、卸会社様からいただくレポートからです。弊社の危機管理の一環として、私自身、学びながらご報告をさせていただいております。吹けば飛ぶような会社ではありますが、無いとも限らない諸々のリスクを考えた場合、納得のゆく説明ができるか否かは重要になってくると思います。日本語が変なのは、どうもすみません。日本人ですけど、日本語難しくありませんか?

8月27日(夕方)にいただいた方への返事。
相場が関係「ある」「ない」というよりも、見ていても良いのではないでしょうか。商品先物は関係ありませんし、興味もございません。今回の場合のように、大豆が上がって、メーカーが値上げをしなければならない時、お取引様やエンドユーザーである消費者の方に、納得のゆく説明ができます。知らないよりは知っていたほうがいいかなと思っております。知らなくてよいこともあるのでしょうけれど、知らなかったじゃ済まされないケースは、今後ますます多くなると思います。

情報を取り出せるツールを持ち、意見を言える場所が整いつつある中で、企業としては、その分野は全く関係ないとは言っていられないと思っております。納得のいく説明は、企業にとって重要な責任ではないでしょうか。きっかけは、大豆の暴騰にありましたが、おかげさまで、大豆が、メーカーに届くまでの流通経路と仕組みが少しわかりました。今回もまた、協力していただき、教えていただいている事に、今はとても感謝をしております。

8月27日(夜)にいただいた方への返事。
農林水産省のホームページ"www.maff.go.jp"をご覧になってみてください。データがあるようです。メーカー側の意見も掲載されています。

   こんなんで返事になりましたでしょうか? 間違いは直すつもりでおりますし、可能な限り改善します。まだまだ未熟で、わからないことばかりです。気配りできるほどに至っておらず、十分なサービスのご提供もできずに、売り買いのサイトにしてしまっては…と考えてはおります。皆様からの貴重なご意見を受け止め、できる限りお応えしたいと思っております。皆様に学びながら日々精進してまいります。一歩一歩、少しづつではありますが、試行錯誤しながらも、着実に進めてまいりたいと思います。今後もご意見などございましたら、よろしくお願い申し上げます。
2004年9月15日
   多少の上下はあるものの、収穫期に入ったという事もあり、落ち着いているようです。去年の今頃は、大豆が不作という情報を聞いており、なんとなく慌ただしくピリピリしていたような気がしますが、今年はそれはなく、世界的に量・質ともに良い大豆が収穫されそうです。何か大きな動きがあれば更新しますが、収穫され新大豆が入荷する12月頃に、報告をしてみます。
2004年10月
   先日、セミナーを受講するために、新幹線で東京へ行きました時、楽天の社長を見ました。以前より、楽天の社長とファーストリテイリングの社長には、講演とか何かしらあったら行ってみたいと思っていて、芸能人には興味はありませんが、こういう方にはとぉ〜っても興味津々。行きたくもないトイレに行く途中に顔を見てみるという、おかしな行動をとってしまいました。

   丸善の4階は本の図書館で待ち合わせをしていた身内に、早速この話しをしましたら、かなり笑われました。二人ともお酒は飲めないので、夕食は、楽天とファーストリテイリングとライブドアの話しで盛り上がり(?)ました。

   今や、東北地方では、時の人となっている楽天とライブドアの社長。今月上旬だったか、経済新聞の東北版に、アンケート結果が掲載されていました。回答企業は、全国的に有名なところで、NEC、NTTドコモ、七十七銀行、仙台銀行、デンコードー、東北電力、NTT東日本、新日本製鉄、日本銀行、三越 and so on。

   「ライブドアと楽天のどちらの進出がふさわしいですか?」という質問に、ライブドア27%。楽天23%。どちらも同じ33%。その他15%。無回答2%。「老朽化した県営宮城球場の改修費用については…?」の問いには、新球団と県44%、新球団27%が負担すべきとの回答。

   「自社でどんな協力、支援策が考えれれるか?」の質問には、球場への広告52%。座席の年間購入44%で上位を占め、球団への出資とか、球場整備といった資金面での協力に前向きな企業もあって、どちらかが選ばれるにせよ、プロ野球の新球団ができることで、企業側としては、集客力向上や消費拡大への期待は大きいです。

   大豆は、国内産が今のところ心配です。台風による被害と、それに伴う大豆への影響がどのくらいか、まだ確かな情報が入ってこないので、なんとも申し上げられない状態です。通信料を使って、せっかくお越し下さる方々には申し訳ない気がしております。

   それともう一つは、<来年度の弊社のカレンダーを、先着10名の方にプレゼントします。>というお知らせ。サイズは縦50センチ、横38センチで、ふんわり、ほんわか、ほのぼのとしたタッチの絵に、墨文字で書かれた言葉は、やさしいけれど、深くて思わず頷いてしまいます。因に、今月の言葉は、「まよったら遠くをみよう」。

   個人のお客様に限り、「住所」「氏名」「電話番号」を記載の上、メールにてお申し込み下さい。お電話での申し込みは受け付けておりません。下記(又は右記)のメールからどうぞ。  e-mail shiraito@aizunonattoyasan.com

カレンダーの申し込み受付は終了しました。
2004年11月4日

2004年11月3日
アクセスポイントが変わったということですね。

   さて、アメリカ産大豆ですが、米国農務省が9月に発表した大豆生産高予想では、2億2299万トンの見通しとなり、前回の発表より微増しました。作柄状況は、良好48%、優良18%と前年(良好32%、優良7%)よりも良好な状態です。収穫率は18%で、中部、南部の州を中心に順調に進んでいるようですが、落葉率は72%と、平年よりもやや遅れているようです。

   中国産大豆は、品質面と価格面において情報収集の最中のようです。興味深かったのはコンテナ物流面。荷積込み優先権は石炭で、この石炭が、穀物の輸送状況に大きな影響を及ぼすそうです。工業関係の需要大、冬場の天候などを考えますと、穀物輸送の遅れが予想されます。なので、新大豆の入荷が、例年より遅くなる可能性があるということになります。

   国内産大豆は不思議と静かです。暴騰は困りますものね。会津産大豆は、台風の影響も少なく無事なようです。

2004年11月 
  11月から新札が発行されました。新札を発行する理由をいろいろと聞きます。「新技術を使っての偽造防止のため。」や、「お札の交換機に需要が生まれるので経済効果がある。」など、でも、これって、部分的と思うのですが…。「ユーロ新紙幣が登場し、アメリカ政府もドル札の一新を検討している中、日本も円の信頼性を高めるため新札の発行は必要。」というのがあって、個人的にはこれで納得することにしました。
その1000円札になったDr.野口英世は、ご存知の様に、猪苗代町で生まれ、青春時代を会津で過ごし、単身アメリカに渡りロックフェラー医学研究所で数々の研究成果をあげ、世界で活躍した細菌学者です。

新札、新札に導入された新技術<透き入れバーパターン、潜像模様、マイクロ文字、発光インキ、ホログラム、深凹版印刷>については、
■日本銀行     http://www.boj.or.jp
■国立印刷局   http://www.npb.go.jp
■造幣局      http://www.mint.go.jp

Dr.野口英世については、
■野口英世青春通り http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/j/kanko/link/machinaka/index.html
■猪苗代にある野口英世記念館   http://www.noguchihideyo.or.jp

本は、山本厚子さんの「野口英世 知られざる軌跡」などがあります。10月25日会津大学で講演されました。
■アマゾン   http://www.amazon.co.jp

小さい頃お世話になった「セサミストリート」、確かこの財団が関わっていたような…?
■Rockefeller Foundation   http://www.rockfound.org



2004年11月9日
   13期連続で過去最高益を更新。中間純利益は6期連続で最高益。って、どうしたらこんなエクセレントな会社になれるの? 武田薬品のお話しですが、トヨタもホンダも神戸製鋼も、伸びっぷりの良さには、記事を読んでいて気持ちが良いものでした。4社に共通しているのが海外、それも欧州と中国だったと思いませんか? 「じーっと見ていると、数字が語りかけてくるんですよ。」と教えてくださった当社の顧問税理士さんの言葉を思い出しました。日本のすばらしい企業が世界へ進出し、世界の企業と肩を並べ戦っている様子は、日本人として誇りに思ってしまいます。すてきですね。

   国産大豆の情報が入りましたので、ご報告申し上げます。農林水産省の統計部が、9月17日に公表しました平成16年産国産大豆の作付け面積は、13万6800haで、前年産に比べて1万5100ha(1割減)の減少となっております。8月末時点での集荷見込み数量では、良好な天候から、全国ベースで17万5000t(昨年比2割増)が見込まれておりましたが、以降、記録的な台風上陸の悪影響が各地で見られるようで、九州地方、四国地方、日本海側沿岸が大きく被害を受けているようです。

2004年12月
   11月30日、初雪でした。

   27兆円とも言われていた不良債権が、残高今期12兆3976億円、半減しています。強引でかなりきつい事をしたのでしょうね。泣いてる企業もたくさんあるのでしょうね?なんてことも想像してしまいます。

   東京三菱の純利益1716億7800万円、みずほ銀行2339億4100万円、三井住友銀行533億7200万円、UFJ銀行−6742億8300万円。みずほ銀行がトップでした。他3行がテレビで騒がれている間、着実に足場を固めていたのかしら?ってなことも想像してみた、大手4行の中間決算でした。

2004年12月
 本格的な冬の到来を前に、会津の鶴ヶ城では、冬の風物詩雪吊りの作業が終了しました。雪吊りは、樹木の中心に丸太を立てて、頂上から放射状にわら縄を張り巡らせますので、基本形は円錐になりますが、ご覧になってお分かりのように、樹木の1本1本、高い木か低い木か、枝振りが違うだけ、表情も違うものですね。向かって左から2番目は、がんじがらめに縛られていて、なんだか、痛そうですけれど…。

 御薬園でも雪吊り作業が終了しております。入園料は取られますけど、低めの木が多いので、鶴ヶ城とはまた違った装いで楽しませてくれると思います。近くへお越しの際には、是非ご覧になってみてください。元日は初釜で、お抹茶の無料サービスがあります。

 雪吊りは、積雪の重みで枝が折れるのを防ぐために行なわれるもので、わら縄を屋根代わりにして、枝に雪が積もらないようにするものです。金沢の兼六園も有名です。って、ご存知ですよね!
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